最近アメリカで話題のニュースを3つ。共通点は、何が真実か、ということ。
1つ目のニュース。
学生アメリカンフットボールの人気選手の彼女が亡くなったのだが、
実はその彼女は存在していなかったという話。
昨年9月(フットボールシーズン中)に、この選手の祖母と彼女ががんで亡くなったということで、
全米の同情を集めていたらしいのだけど、今年に入って、その彼女は実は存在しない、
架空の人物だったことを公表(祖母が亡くなったのは事実)。
これがまた奇妙な話で、このフットボール選手は、その彼女とは実際に会ったことはなく、
ネット上で知り合い、その後電話で会話もしていたので、実在の女性だと信じており、
亡くなったと知って、本当に心を痛めていたという。
ところが昨年12月、ある男性が自分の声を加工して、女性になりすましていた(写真は
どこかの女性のものを拝借していた)ことをその選手に告白。
彼女は実在しないことを知ったそうです。なんかキナ臭い・・・。
このニュースが先週あたりから、TVでも新聞でも出てきて、結構な騒ぎになっています。
本人がインタビュー番組に出て、事情を説明したり。
12月に事実を知ったのに、公表したのが1月というのも疑惑を深める原因になっているようです。
【関連記事】http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324039504578262074061812786.html
2つ目。
アメリカの自転車競技のスター選手がドーピングを告白した話。
がんを克服後に、ツール・ド・フランスを7連覇し、慈善活動にも力を注いでいたヒーローが
ドーピングの嫌疑を否定し続けていたのだが、先週テレビのインタビュー番組で、
7回のツール・ド・フランスすべてで、違法薬物を使用していたことを認めた。
直後のニュース等では、彼が番組内で謝罪の言葉を1回しか述べなかったとして批判的な
コメントも出ていたり。国民的英雄だっただけに、失望と怒りが混ざった反応となっているようです。
【関連記事】http://www.cbsnews.com/8301-400_162-57563952/lance-armstrong-tells-oprah-he-doped-to-win/
3つ目。
先日のオバマ大統領就任式でのビヨンセによる国歌斉唱 が口パクだったのではという話。
演奏を担当した海兵隊音楽隊の報道官がビヨンセは就任式前日に録音したものを使ったと証言。
しかし同日、海兵隊は、この報道官の証言を撤回。海兵隊では、ビヨンセが本当に歌っていたのか
どうかを判断できる立場の者はいなかったとした。
大統領就任式は、ワシントンDCで行われましたが、当日は氷点下の寒さ。
寒さによる楽器や機会の不具合により、事前録音の演奏を使うこともよくあるそう。
真偽のほどは如何に。ビヨンセからの説明は今のところなし。
【関連記事】http://artsbeat.blogs.nytimes.com/2013/01/22/marine-band-confirms-beyonce-inauguration-performance-was-pre-recorded/
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